
最新の一眼レフカメラでエモくてノスタルジックな写真が撮りたいけど
思い通りに撮れない!と感じたことがありませんか?
そんな時は3つの方法を撮影時に取り入れると解決します。

そもそもエモい写真の基準が無いから
いざ撮影しようと思ったら
どんな写真がエモいのかわからなくなってしまうよね。

確かに!
エモいってなんとなくでは分かるけど
撮れた写真がエモい写真かどうか不安になるね!
1. エモいとは何かを考える
エモい=エモーショナルが語源とされています。
訳としては「喜びや感動」「悲しみや感傷」「寂しさや切なさ・静けさ」「哀愁や情緒的」となります。
もう少し具体的に言えば「心が揺さぶられて何とも言えない気持ちになること」となります。
ただ、これだけ聞いてもまだ意味の範囲が広く「エモい」の意味がぼんやりしていると思います。

僕が考える「日本人が感じるエモさとは何か」を作例で解説していきます。

まず、この写真に感じるエモさを考えます。被写体はセミ。光の逆光を使い被写体を黒く表現しました。被写体を黒くすることで「哀愁や情緒的」を表現しています。また背景を強めにボカすことで現場の温度感を引き出して「哀愁や情緒的」をさらに強めています。
撮影時は真夏でたくさんのセミの鳴き声が響いていましたが、あえて1匹にすることで「寂しさや切なさ・静けさ」を表現することができています。

次は夕日の浜辺です。この写真のエモさは写真中央部の波打ち際がピントズレしている所です。ピントズレさせることで「哀愁や情緒的」を表現しています。さらに夕日を波に反射させることで「哀愁や情緒的」を強めています。
ピントズレは「フィルムライクな写真」を連想させるのでエモくなる要素になります。
日本人が感じるエモさとは「寂しさや切なさ・静けさ」「哀愁や情緒的」と考えているのが分かると思います。
写真に「寂しさや切なさ・静けさ」「哀愁や情緒的」の要素を取り入れるとエモい写真に近づきます。
2. ストーリー性を持たせる
撮影する時、写真にストーリー性を持たせてあげるとエモい雰囲気をまとった写真になります。
具体的に言えば「懐古風な写真」や「過去を連想させるような写真」
「懐かしさを感じさせるような写真」です。

「哀愁や情緒的」な感情と少し重なる部分があると考えていますが
大きく違うのが被写体そのものが懐古的だったり過去を連想させるものか?
と言う点です。つまり写真に時間の経過を感じれるかどうかです。
まずは作例を見てください。

まずこの写真は人に譲り渡したカメラになります。過去にこのカメラで沢山写真を撮ってきた過去を思い出させる1枚になります。さらに白黒で撮っていて過去を連想させるような写真になっています。
またピントが被写体からズレていて「フィルムライクな写真」に繋がっています。

この写真には時間の経過を感じさせる要素が多く含まれています。大きな木、神社、古い石垣、苔、落ち葉と懐古的な写真になっています。多くの懐古的な要素の中に新緑が写っていますが「寂しさや切なさ・静けさ」の内「静けさ」を表現しています。
時間の経過を感じれる要素の中に「寂しさや切なさ・静けさ」などを取り入れると一層エモい写真に近づいていきます。

とある路地を捉えた1枚です。何十年も存在しているそんな雰囲気が漂う写真になっています。路地の脇に見える自転車の一部が写真のストーリー性を持たせている要素になっています。
3. 光を取り入れる
エモい写真には光を主題としたものもあります。
特に明暗差がはっきりとした写真は心が揺さぶられて何とも言えない気持ちになりやすくなります。

この章では個人の感情的な部分が大きく含まれていますが
僕が考えるエモーショナルな写真は「明暗差をつけて光を取り入れる」です。
作例を見てみてください。

これは夜中に撮った月明かりの写真になります。真っ黒い海面に伸びた月光が「哀愁や情緒的」の要素を作り出していてエモーショナルな写真に仕上がっています。

夕日が海面に反射している写真ですが、波と夕日の明暗差が大きく「哀愁や情緒的」の要素を作り出しています。

マジックアワーを背景にして木を被写体にして撮影しました。被写体を黒く表現して背景と明暗差を出すことでエモーショナルな空気感を写真に作り出しています。
4. まとめ
今回は一眼レフでエモく撮る3つの考え方を紹介しました。
まとめると以下の通りです。
- エモいとは何かを考える→「寂しさや切なさ・静けさ」「哀愁や情緒的」
- ストーリー性を持たせる→時間の経過を感じれる写真を意識する
- 光を取り入れる→写真に明暗差を作りエモーショナルな要素を追加する
これら3つを意識して撮影すると一層エモーショナルな写真に仕上がっていきます。

撮影するときはぜひ意識して撮ってみてください!
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