カメラを持ち出して夜景を撮影しようとした時、思うように撮れない・写らないと感じたことはありませんか?
この記事では夜景に適したカメラ・レンズの機能やスペックを解説していきます。
夜景を撮影したい時はカメラやレンズ選びが重要なの?
基本的にはどのカメラやレンズでも夜景は撮影できるよ!
でも気軽に夜景撮影しようと思うとカメラ・レンズの機能やスペックを選ばないと
手ブレが大きくなったりして撮影は難しくなるんだ!
どのカメラやレンズでも撮影できるが装備が増える
基本的にどの一眼レフカメラ・ミラーレスカメラやレンズでも夜景撮影は可能です。
シャッタースピードを長くしてしまえばいいだけの話です。
しかし機能やスペックに頼らず夜景撮影する場合、三脚やシャッターレリーズが必要になってきます。
特に三脚は大きく手軽に気軽に夜景撮影するには不向きになってきます。
また三脚選びは難しく、極端に安価な三脚を使用していると
三脚の転倒やカメラの落下など思わぬトラブルが発生する可能性があります。
夜景撮影はシャッタースピードが長くなりがちです。
手持ちで夜景を撮るにはある程度、機能やスペックに頼った方がいいと思います。
手ぶれ防止をするためにも
機能はある程度必要ってことね!
【カメラ編】夜景に必要な機能「ボディ内手ぶれ補正機能」
夜景撮影でカメラに必要な機能は「ボディ内手ぶれ補正機能」です。
この機能の有無で夜景撮影のハードルが大きく変わります。
カメラ側で小さな手ぶれも感知し補助してくれるのは大きなメリットになります。
しかし、デメリットもあり「ボディ内手ぶれ補正機能」が搭載されたカメラは本体が大きくなったり
値段も高くなりがちです。
初心者向けのカメラにはあまりついていない機能ですが
手ぶれ補正機能は夜景撮影に大きな支えになります。
【レンズ編】夜景に必要なスペック「レンズ内手ぶれ補正機能」
夜景撮影でレンズに必要なスペックは「レンズ内手ぶれ補正機能」です。
手ぶれ補正はカメラに付いている場合もありますが、レンズに付いている場合もあります。
手の振れに対し、レンズ内の手ぶれ補正機能が逆の動きをすることで手ぶれを軽減させます。
また、安価なレンズにも搭載されているので取り入れやすい機能といえます。
NIKKOR Z DX 16-50mm ƒ3.5-6.3 VRのレンズは安価なのに手ぶれ補正機能が付いた優秀なレンズです。写りもすごくいいレンズになります。
ちなみに手ぶれ補正がレンズに搭載されているかの見極めは「VR」の表記があるかを確認してください。
VR(Vibration Reduction)の略称で手ぶれ補正を意味します。
【レンズ編】夜景に必要なスペック「明るいF値」
次に紹介するスペックは「明るいF値」です。
夜景撮影は必然的に暗い場面での撮影になります。
この場合、明るいF値を使用し周辺の明かりを最大限取り入れていきます。
F値の値が小さければ小さいほど光を多く取り込めるレンズになり
夜景撮影で大きな力を発揮します。
また、ここで言う「明るいF値」はF値:4以下を言います。
自身の経験上、夜景撮影ではF値:4より上になるとシャッタースピードを極限まで遅くしたりISO感度を上げざる負えないなど撮影が困難になります。
ちなみにレンズに記載されている
「50/1.8 S」の1.8の数字がF値になります。
【レンズ紹介】F値:4以下のNikonレンズ10本
「NIKKOR Z 35mm f/1.4」「NIKKOR Z 50mm f/1.4」
まずは紹介する中で最も明るいレンズになります。
F値:1.4で撮影すると被写体の輪郭が、ふわっとしたオールドレンズのような表現をします。
F値:4など数段絞り気味で撮影すると被写体の輪郭がシャープに写りとても綺麗に写します。
2つの特徴を持った珍しい表現をしてくれるレンズです。
解放F値:1.4のスペックが夜景撮影に大きな力を発揮します。
「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」
次は高品質の証「Sライン」のレンズになります。
解放F値:1.8から高い解像力を発揮し写真の四隅までしっかりと描写します。
高い描写力を維持したまま夜景撮影に挑めるのは他のレンズと大きな差別化が可能です。
F値:1.8 Sラインシリーズは初めての「Sライン」におすすめです。
値段もあまり高くなく高品質なSラインを手軽に体験できます。
「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」
APS-Cサイズのレンズ、唯一の明るい単焦点レンズになります。
「安価でも写りは妥協しない」はNikonファンの常識になっているので
信頼できるレンズの1本です。
APS-Cサイズが苦手なボケ味を手軽に表現できるレンズになります。
解放F値:1.7で夜の照明を玉ボケにして撮影すると綺麗な写真撮影が可能です。
「NIKKOR Z 40mm f/2」
解放F値:2と明るく夜間の撮影でも問題なく使用できます。
価格も安価でコンパクト。それでいてしっかりと描写するレベルの高いレンズになります。
NIKKOR Z 40mm f/2は
初めて購入したZレンズですが
自分が好きなレンズの1つになります。
「NIKKOR Z 26mm f/2.8」「NIKKOR Z 28mm f/2.8」
ここからは今まで紹介したレンズの中で暗いレンズになります。
しかし解放F値:2.8と夜間でも十分使用できます。
特に日没後、間もない時間帯にスナップ撮影や夕日を撮影するといいでしょう。
NIKKOR Z 26mm f/2.8はZレンズシリーズの中で最薄・最軽量のレンズになります。
手軽な夜間撮影が可能になります。
「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」
最後に紹介するのはマイクロレンズになります。
マイクロレンズは被写体に寄って撮影ができることに特化しています。
夜間、被写体に寄って撮影したい場合に活躍するレンズになります。
以上が夜間に使えるF値:4以下のNikonレンズ10本です。
ここで紹介したレンズはいずれも9万円以下のレンズたちになります。
NikonのZシリーズには明るいズームレンズや
解放F値:1.2などのレンズも多数ありますが
いずれも10万円を超える高価なレンズになってしまいます。
ただ、紹介したレンズは安価な部類になりますが
写真に映る絵は非常に高い描写力で映してくれます。
まとめ
夜間の撮影は手ブレとの戦いになります。
カメラ側の手ぶれ補正機能、レンズの手ぶれ補正機能、明るいF値が必要になってきます。
ただ、全部揃えようとすると金額が跳ね上がるので
F値:4以下のレンズから揃えていくのをおすすめします!
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