
現代のカメラを使ってフィルムライクな写真を撮影をしてみたいと考えたことはありますか?
カメラの設定を変更することでフィルムで撮ったような写真ができます。
今回は自身がZfで設定している各数値を紹介していきます。

カメラで設定とかできるのね!
でも難しそう、、

設定自体はすぐにできるので
早速、解説を見ていきましょう!
1. フィルム写真の特徴とは

まずはフィルム写真に対してどんな印象を持っているのか考えることが大切と考えています。
下に自身が感じているフィルム写真に対する印象をまとめてみました。
項目 | フィルム写真の印象 |
---|---|
色味 | 写真全体に青味か黄色味がかってる印象 |
シャープ・輪郭 | 被写体の輪郭は柔らかいが立体感も損なわれていない印象 |
コントラスト・鮮やかさ | コントラストは低くザラついている印象。 いわゆるインスタ映えとは真逆の写真 |
一言で言うと「全体的に青味かかりザラつき色褪せた、輪郭柔らかめの色の薄い写真」です。
あくまで個人の印象ですが。
このイメージを持ってクリエイティブピクチャーコントロールにある
各パラメーターに反映させていきます。

印象やイメージの話なので
これが正解というものは無いです。
ただし「自分はこう考える!」といった
1つの考え方があればその人の正解が見えてくると思います。
2. 設定値
カメラ内のクリエイティブピクチャーコントロールを選択します。
「デニム」か「メランコリック」を選択し各項目を調整します。
クリエイティブピクチャー コントロール | 適用度 | 輪郭強調 | ミドルレンジ シャープ | 明瞭度 | コントラスト | 色の濃さ(彩度) | ISO感度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
デニム | 60(室内30) | +3 | +2 | −1 | −1.5 | −2 | 800~1000 |
メランコリック | 60(室内30) | +2 | +1 | −1 | −1 | −2 | 800~1000 |
ISO感度は写真をザラつかせる為に高めに設定します。

これが今僕が考えている
フィルム風に撮影できるカメラの設定です。
ちなみにデニムとメランコニックの説明文を
Nikon公式のホームページから引用しています。
デニム
青味の強い深い色合いに。彩度を高めにして、青をシアン方向に表現。被写体の青色を、より際立たせることができます。
メランコリック
わずかに気だるさの漂う、レトロ調の表現に。全体的にマゼンダがかった画調になります。彩度と輪郭を弱めているため、柔らかな印象の画像を撮影できます。

個人的な感覚になってしまいますが
デニムの青さ
メランコリックの色褪せたピンク色が
フィルムの雰囲気にピッタリだと感じます。
3. 各設定の解説
各クリエイティブピクチャーコントロールにあるパラメーターの説明です。
適用度 | クリエイティブピクチャーコントロールの効果をどれだけ適用するかを調整します。適用度が大きいほど効果は大きくなります。 |
輪郭強調 | 画像の輪郭部分を検出して、強調処理する方法。 それにより画像にメリハリがつき、シャープネスを補う効果があります。 |
ミドルレンジシャープ | 「輪郭強調」と「明瞭度」の中間、細かさの模様や線に対してのシャープさを調整します。緻密な風景写真の質感描写や羽毛や髪の描写に効果的です。 |
明瞭度 | 「明瞭度」は画像の階調や明るさを維持しながら、被写体の質感を調整します。「明瞭度」を強めると被写体のディテールがくっきりし、弱めると柔らかい雰囲気になる。 |
コントラスト | コントラストとは明るい部分と暗い部分の「明度の差」 明度の差が大きいほど「コントラストが強い」と表現し、小さいほど「コントラストが弱い」と表現します。 |
色の濃さ(彩度) | 「彩度」は色の鮮やかさを表します。 鮮やかな色は彩度が高く、くすんだ色は彩度が低い。 |
ざっくり言うと
「輪郭強調」「ミドルレンジシャープ」「明瞭度」は被写体のディテールの強弱を表現します。
「コントラスト」「色の濃さ(彩度)」は光の強弱と色の鮮やかさを表現します。

ちなみに輪郭柔らかめの印象なのに
「輪郭強調」「ミドルレンジシャープ」「明瞭度」を
+側にしているのかと言うと
立体感が無くなってしまうからです。
−側で撮影すると被写体と背景の境目が無くなってしまい
二次元感が際立ってしまいます。
4. 作例
フィルムライクな写真を一気にいきます!
ちなみに使用レンズは全てオールドレンズになります!















5. まとめ
現代のカメラを使ってフィルムライクな写真を撮影するための設定や解説について
紹介していきました。
まとめると以下の通りです。
- フィルム写真に対してどんな印象を持っているのか考える
- その印象を持ってクリエイティブピクチャーコントロールのパラメーターを設定する。
このほかにもレンズをオールドレンズに変更して撮ってみるのもおすすめです!
オールドレンズについてはここの記事【Zfにつけたいオールドレンズを紹介 | 3選】で
紹介しているので見てみてください!

まだ僕も設定だったりフィルム写真について
勉強中なのでいっぱい撮影に行ってみようと思います!
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